【犬のしつけ】
名前を呼べば戻ってくる犬に育てる方法
―犬の名前そのものを、“命を守る合図”にする―
散歩中に、
手からリードが離れてしまった。
首輪やハーネスが、
突然抜けてしまった。
玄関のドアが開いた瞬間に、
犬が外へ飛び出してしまった。
呼び戻しが本当に必要になるのは、
こうした予告のない一瞬です。
車道へ出る前に。
人混みに紛れる前に。
災害時の混乱の中で離れてしまう前に。
飼い主さんの声を聞き、
すぐそばへ戻ってきてくれるかどうかが、
愛犬の命に関わることがあります。
■ なぜ「おいで」ではなく、犬の名前なのか
いざという場面で、
飼い主さんの口から反射的に出る言葉は、
「おいで!」
ではなく、
「ハル!」
「コロちゃん!」
「○○!」
という、愛犬の名前ではないでしょうか。
それならば、
その人間の反射に合わせて、
犬の名前そのものを
「飼い主さんのもとへ戻る合図」
にしておく方が、
実際の生活では合理的です。
本教材では、
【名前を聞いたら、
飼い主さんのそばへ行きたくなる】
という経験を、
毎日の生活の中で積み重ねます。
■ この教材の大切な考え方
呼び戻しというと、
1m
3m
5m
と、少しずつ距離を伸ばす練習を
イメージするかもしれません。
しかし本教材では、
距離を伸ばすことを目的にしません。
愛犬がすぐ足元にいても、
距離が0mでも構いません。
大切なのは、
「遠くから来られたか」
ではなく、
【名前=うれしい・美味しい・楽しい】
という経験を、
何度も積み重ねることです。
もう1つの目標は、
「呼んだら来る犬」
だけではありません。
飼い主さんをふと振り返る。
視界に入れておく。
離れすぎない。
そんな、
【いつも飼い主さんを気にしている犬】
へと育てていきます。
■ よくある呼び戻し練習との違い
犬を部屋の隅へ座らせ、
「おすわり」
「待て」
「おいで」
と教える方法があります。
しかし犬は、
「おすわり→待て→おいで」
を一連の流れとして覚えることがあります。
その結果、
「おいで」が
戻ってくる合図ではなく、
「待てを解除する合図」
になってしまう可能性があります。
実際に呼び戻しが必要になる場面では、
犬は座っても、待ってもいません。
ニオイ、他の犬、車の音などに
気を取られながら動いています。
だから本教材では、
練習のために作った場面ではなく、
普段の生活の中で教えます。
■ この教材で学べること
・なぜ呼び戻しが犬の命綱になるのか
・なぜ「おいで」より名前を合図にするのか
・従来の呼び戻し練習で起こりやすい問題
・距離を伸ばさずに教える理由
・犬の大好きなものを見つける方法
・名前と嬉しい出来事を結びつける方法
・生活の中で1日5回行う方法
・散歩中や屋外へ広げる方法
・ロングリードを使った安全な確認方法
・完成後も毎日1回続ける理由
・犬の名前で叱ってはいけない理由
・家族全員で確認できる進み具合チェック
■ 実践6ステップ
STEP1
愛犬の大好きなものを準備する
おやつ、ごはん、ボール、
お気に入りのおもちゃなど、
愛犬が本当に好きなものを使います。
STEP2
先に見せてから、名前を呼ぶ
愛犬がこちらを見たら名前を呼び、
その後におやつ、ごはん、遊びなど、
嬉しいことを届けます。
「名前が先、いいことが後」
という順番を守ります。
STEP3
1日5回、違うタイミングで行う
朝の食事前。
昼のスキンシップ。
散歩へ行く前。
寝る前。
決まった場所や時間だけではなく、
生活の中のさまざまな場面で行います。
STEP4
外でも「名前=100%いいこと」を続ける
散歩中やドッグランなどでも、
名前を呼んだ後には、
おやつ、遊び、褒めるなどの
嬉しい出来事を届けます。
STEP5
安全な場所で、名前だけで戻るか確認する
囲われた自宅の庭や
ドッグランなど、
犬が逃げ出せない安全な場所で行います。
不安がある場合は、
5〜10m程度のロングリードを付けたまま
確認する方法も解説しています。
STEP6
完成後も毎日1回、リハーサルを続ける
距離や難易度は関係ありません。
「名前を呼ばれた」
「そばへ行った」
「嬉しいことが起きた」
という3秒ほどの経験を、
毎日1回更新します。
■ 絶対に守ってほしいルール
【犬の名前で叱らない】
これが、本教材で最も大切なルールです。
「○○!ダメ!」
「コラ、○○!」
と叱るたびに、
「名前=100%いいこと」
という印象が濁ってしまいます。
犬の名前が、
怒られる予感の言葉になれば、
本当に危険な場面で名前を呼んでも、
飼い主さんへ近づかなくなる可能性があります。
叱るとき。
爪切りや歯みがきなど、
犬が苦手なことを始めるとき。
楽しい散歩を終わらせるとき。
こうした場面では名前で呼ばず、
飼い主さんの方から迎えに行きます。
■ こんな方におすすめです
・名前を呼んでも犬が振り向かない
・外で名前を呼ぶと反応が弱い
・呼んでも近くまで来ない
・散歩中の首輪抜けやリード抜けが心配
・玄関からの飛び出しが心配
・迷子対策を始めたい
・災害時の逸走に備えたい
・呼び戻しの教え方が分からない
・子犬のうちから命を守る合図を作りたい
・成犬やシニア犬に教え直したい
・名前で叱る習慣を見直したい
・家族全員で同じ教え方をしたい
■ 本教材の特徴
・罰や恐怖を使いません
・距離を競いません
・失敗させる挑戦を繰り返しません
・生活の中で1回3秒から始められます
・子犬からシニア犬まで実践できます
・迷子、飛び出し、災害時の備えにつながります
・家族で共有できるチェックリスト付きです
■ 商品内容
PDF形式のデジタル教材
収録内容:
・はじめに
呼び戻しは「命綱」です
・なぜ「おいで」ではなく名前で呼ぶのか
・「おいで」は動作の名前にすぎない
・よくある呼び戻し練習の問題点
・本教材の2つの原則
・基本編
家の中で名前と嬉しいことを結びつける
・応用編
外でも名前で戻る準備をする
・実践6ステップ
・絶対に守るルール
名前で叱らない
・完成後も毎日1回続ける理由
・まさはる君との実例
・わが家の進み具合チェック
■ 著者
松本 秀樹
約25年間で
5万頭以上の犬と遊び、観察してきた
ドッグトレーナー
「犬のしつけに犬はいらない」理論提唱。
犬のしつけとは、
犬を力で従わせることではなく、
飼い主さんが環境と伝え方を整え、
犬が望ましい行動を自ら選べるようにすること
だと考えています。
■ ご購入前にご確認ください
本商品は、
PDF形式のデジタルコンテンツです。
紙の冊子や物品の発送はございません。
ご購入後、
スマートフォン、タブレット、
パソコン等でお読みいただけます。
犬の年齢、性格、健康状態、
生活環境、過去の経験によって、
反応や習得までの期間は異なります。
本教材は、
犬が必ず戻ることや、
事故を完全に防ぐことを保証するものではありません。
公園、道路、河川敷など、
囲いのない公共の場所では、
ノーリードにしないでください。
リードを外す練習は、
周囲を完全に囲われた自宅の庭や
ドッグランなど、
犬が逃げ出せない場所だけで行ってください。
利用場所の規則や条例も、
必ずご確認ください。
本教材の内容、文章、画像等の著作権は
松本秀樹に帰属します。
無断転載、複製、再配布、販売、
インターネットやSNSへの掲載を禁止します。
名前は、
愛犬が一生聞き続ける大切な言葉です。
叱られる言葉ではなく、
「飼い主さんのそばへ行けば、
美味しい、楽しい、嬉しい」
と感じられる言葉に育ててください。
毎日1回、わずか3秒。
その小さな積み重ねが、
いざという時に愛犬の命を守る
“命綱”になります。